距離復元
連結するパーティクル間の距離をオリジナルの距離に保つように伸縮させます。
元の形状を保つように働きかける、最も基本的な制御となります。
パーティクルの連結は次の3タイプがあります。
このうちStructタイプは必須ですが、BendとNearタイプはオプションとなります。
タイプ | 説明 |
Struct | 元の構造からパーティクルを連結します。 Bone ClothではTransformの親子構造から、Mesh Clothではメッシュポリゴンの連結情報から構築されます。 |
Bend | 元の構造からStructタイプのさらに1つ先のパーティクル同士を連結させます。 このbend連結を行うことで形状が崩れにくくなります。 Bend連結はオプションです。 |
Near | 元の構造は無視して、単にパーティクル同士の距離が近いものを連結します。 この連結は形状を強固に保ちますが、変形しにくくもなります。 Near連結はオプションです。 |
それぞれのタイプの連結例は次の図のようになります。
- Struct連結
元の構造に沿って連結されます。
- Bend連結
元の構造に沿って、パーティクルを1つ飛ばして連結されます。
- Near連結
元の構造に関係なく範囲内のパーティクルが連結します。
これらはクロスモニターの[Struct Distance Line][Bend Distance Line][Near Distance Line]をチェックすることで確認が可能です。
各パラメータの内容は次の通りです。
名前 | 説明 |
Struct Point | Struct連結の有無。常にON。 |
Struct Stiffness | Struct連結の強度。 値が大きいほど、復元速度が早くなります。 |
Bend Point | Bend構造連結の有無 |
Bend Max Connection | 1つのパーティクルに対するBend連結の最大接続数。 多くすると形状が強固になりますが、負荷が高くなります。 |
Bend Stiffness | Bend連結の強度。 値が大きいほど、復元速度が早くなります。 |
Near Point | Near構造連結の有無 |
Near Max Connection | 1つのパーティクルに対するNear連結の最大接続数。 |
Near Max Depth | Near連結を行うパーティクルのデプス範囲(0.0-1.0)。 この値以下のデプスのパーティクルが連結されます。 |
Near Point Length | 連結するパーティクル間の距離です。 |
Near Stiffness | Near連結の強度。 値が大きいほど、復元速度が早くなります。 |
Velocity Influence | 速度影響。 低く設定することで、急激な移動に対してパーティクルが暴れる問題を低減できます。 ただしパーティクルの慣性も失われて行きます。 |