Self Collision

セルフコリジョンと相互衝突


自己衝突および相互衝突を設定します。
セルフコリジョンはクロスが自分自身と衝突する機能です。
この機能を利用することで布自身が重なっても貫通しなくなります。
相互衝突はクロスが他のクロスと衝突する機能です。
この機能を利用することで別々に設定したクロス同士を衝突させることが可能です。

設定の詳細についてはセルフコリジョンを参照してください。

Self Mode

自己衝突のモードを設定します。
[None]
自己衝突を行いません。

[Full Mesh]
自クロスに対してPoint-TriangleとEdge-Edgeの衝突判定を行います。

Sync Mode

相互衝突のモードを設定します。
[None]
相互衝突を行いません。

[Full Mesh]
相手クロスに対してPoint-TriangleとEdge-Edgeの衝突判定を行います。

Sync Partner 相互衝突の相手を設定します。
設定できるのは1つだけです。
Surface Thickness

セルフコリジョンおよび自己衝突の厚み。
衝突判定はこの厚みのみで実行されます。
頂点球の半径は影響しません。

また、厚みは双方のプリミティブの厚みが加算される点に留意してください。

Cloth Mass

クロス自体の重量です。
値が大きいほど重くなります。

相互衝突ではこの重量比によりどちらのクロスがより動くかが決定されます。
これは小さなアクセサリが大きなスカートを押し下げてしまうような問題を回避できます。

使用上の注意


ベータ版

現在セルフコリジョン機能はベータ版となります。
そのため将来的に機能が変更される可能性が十分あります。

処理負荷

セルフコリジョンは大変負荷の高い処理です。
そのため、デスクトップPCもしくはハイエンドコンソール機での利用が推奨されます。
この負荷はプロキシメッシュの頂点数に完全に比例します。
そのため、もしモバイル端末で利用する場合はプロキシメッシュの頂点数を極力削減してください。

精度問題

現在のセルフコリジョンは精度がそれほど高くありません。
そのため高速に移動すると布が絡まる可能性があります。
しかし内部ではその絡まりを検知して解す仕組みも組み込まれています。

振動問題

現在セルフコリジョンには振動が発生しやすい問題が確認されています。
これはプロキシメッシュの構造によるところが大きいです。
そのためメッシュの形状によっては適用が難しい場合もあります。