Unity2018.4.0(LTS)以上のバージョンが必要
MagicaClothの動作にはUnity2018.4.0(LTS)以上のバージョンが必要となります。
また動作にはJob System+Burstコンパイラの設定が必要なため、下記のセットアップから順に実行するようにしてください。
Unity2020での実験パッケージの表示設定
Unity2020ではメニューからEdit -> Project Settings… を選択し、画像のようにプレビューパッケージの表示設定が必要となります。
Burstパッケージのインストール
メニューから[Window]->[Package Manager]を起動します。
画像のように[Burst]パッケージを選択してインストールを行ってください。

Jobsパッケージのインストール
メニューから[Window]->[Package Manager]を起動します。
Jobsはまだ(preview)のため、[Advanced]メニューから[Show preview packages]を選択し、(preview)パッケージを表示させる必要があります。
(Unity2018 / 2019のみ)


previewパッケージが一覧に表示されたら、次のようにJobsパッケージをインストールしてください。

(Unity2018のみ) Collections/Mathematicsパッケージのインストール
Unity2018を使用する場合は追加で[Collections][Mathematics]パッケージをインストールしてください。
Unity2019以降では自動でインストールされます。
エラーが発生する場合
もしここまでの工程で次のようなエラーが発生する場合はパッケージの依存関係が問題となります。
これはパッケージのバージョンアップなどにより度々発生します。
この場合は次の手順を行って下さい。
(1) 一旦[Jobs][Burst][Collections][Mathematics]パッケージをアンインストールする
(2) [Jobs]パッケージをインストール
これで現在の[Jobs]に合ったバージョンの[Burst]パッケージが自動でインストー
ルされエラーが無くなるはずです。
Magica Clothのインポート
[Windows]->[Asset Store]を開き、MagicaClothをインポートしてください。
パッケージはAssets/MagicaClothフォルダにまとめられます。
サンプルシーンの実行テスト
Unityの設定やMagica Clothパッケージに問題がないかサンプルを動かしてテストしてみましょう。
サンプルはExample/Sceneフォルダに5つ収録されています。

UnityChanClothSampleシーンをダブルクリックし、ロードしてください。
サンプルシーンを実行してみましょう。
Unityちゃんの髪やスカートが問題なく揺れていればインストール完了です。

Exampleフォルダは削除可能
Exampleフォルダ以下は不要であれば削除可能です。
ECSとの併用
MagicaClothをUnity Entity Component System(ECS)と併用するためには次の設定を追加してください。
この設定はUnity2018.4 / Unity2019.2のみで必要です。
Unity2019.3以上では設定の必要はありません。
エディタメニューからEdit->Project Settings..->Playerを開きます。
ConfigurationのScripting Define Symbolsに[MAGICACLOTH_ECS]を追加してください。
Windowsビルドでの注意
Windows用にIL2CPPを使用してビルドする場合は、[C++ Compiler Configuration]設定を[Master]にしないようにお願いします。
これは以下のIssuce TrackerにあるようにMicrosoft Linker の不具合によりクラッシュを引き起こす可能性があるためです。
[IL2CPP] [BURST] SILENT CRASH ON WINDOWS STANDALONE BUILD WITH MASTER CONFIGURATION
Windows + IL2CPPでのビルドでは画像のように[Release]構成を選択してください。
残念ですが現状はこれ以外の回避方法がありません。