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はじめに
以降はパラメータを調整して自身の理想の動きに近づけるトライ・アンド・エラーの作業となります。
とは言えこの作業はとても大変であるため幾つか調整のヒントを示しておきます。
重要なパラメータを先に調整する
パラメータは多いですが実際に動きを決定づけるパラメータは僅かです。
まずはこれらのパラメータを中心に調整してみてください。
Angle Restoration | 回転の復元力 全体の動きを決定づける重要なパラメータ。 クロス全体がゆったりした動きになるか、素早い動きになるかはほとんどここで決定されます。 Stiffnessは角度の復元力をVelocity Attenuationは復元速度の慣性を示します。 Stiffnessはルートとリーフで復元力を変化させることで動きにバリエーションを持たせることが可能です。 |
Gravity | 重力 ある程度の重力が合ったほうが物理的にリアルな動きになります。 しかし場合によっては重力を0にすることも有効です。 |
Damping | 空気抵抗 抵抗を上げるとパーティクルはゆったりした動きになります。 抵抗を下げるとパーティクルはなかなか止まらず静止するまでに時間がかかるようになります。 |
Tether Compression | パーティクルの縮小限界 この値が低いとパーティクルはルート付近にあまり近づけなくなります。 これはクロスが極端に縮む現象を回避できます。 しかし、あまり低すぎるとパーティクルの移動範囲に制限がかかり動きがぎこちなくなる場合もあります。 |
Depth Inertia | 深さによる慣性減衰 値を高くするとルート付近の慣性が減少しキャラクターが移動してもあまり揺れなくなります。 これはスカートなどでルート付近があまり動いてほしくない場合にとても有効です。 ただ慣性が減ると全体的な動きも弱くなります。 |
各パラメータの詳細はそれぞれドキュメントがありますのでそちらを参照してください。
プリセットを真似る
まずはプリセットをロードし理想の動きに近いか確認してみましょう。
理想の動きに近いプリセットがあれば、そこから独自にパラメータを調整していくことで時間を短縮できます。
プリセットの保存を活用する
パラメータは独自のプリセットとして簡単に保存ができます。
★Save画像
苦労して調整したパラメータはプリセットとして保存しましょう。
保存したプリセットはPresetボタンから簡単にセットアップ可能です。
こうすることで同じような動きを設定する場合に大幅に作業を軽減できます。
コンポーネントのコピーとペーストを活用する
調整時に苦労するのが実行中に変更したインスペクターの内容が実行を終了するとすべて巻き戻ってしまうことです。
これを回避するためにコンポーネントのコピー機能を活用しましょう!
これは実行中にコンポーネントの「︙」ボタンを押すことでインスペクターの内容をコピーできる機能です。
★コピー画像
実行中にパラメータの調整がうまくいったらこの機能で内容をコピーしましょう。
そして実行終了後に同じくコンポーネント「︙」メニューからペーストを選択します。
★ペースト画像
この操作により実行中のパラメータを停止後の復帰させることが可能となります。
end.