概要
BoneClothにはTransform(ボーン)の状態から自動的にメッシュ構造を生成する接続オプションがあります。
この機能を使うことで各Transform(ボーン)が単独ではなくメッシュとして振る舞うことができるため結びつきが強くなり形状の維持や衝突判定にも強くなります。
利用方法
BoneClothの”Connection Mode”により接続方法が選択できます。
それぞれの項目の詳細は以下の通りです。
項目変更後は”Create”ボタンを押してデータを再構築することを忘れないでください。
項目 | 説明 |
Connection Mode |
メッシュの生成方式です。 [Mesh Automatic] [Mesh Sequential Loop] [Mesh Sequential No Loop] |
Same Surface Angle |
メッシュの法線を生成するための角度です(0-90)。 |
接続方法の詳細
ここでは各接続方法について説明していきます。
例として次のようなスカート状のTransform構造があると仮定します。
そしてRootListには次のようにA,B,C,D,E,Fの順でTransformが登録されているとします。
[Mesh Automatic]
単純に近くにあるTransformを接続します。
このためTransformの親子関係には影響を受けません。
ただしTransformの形状が複雑な場合は意図しない接続が発生する懸念もあります。
[Mesh Sequential Loop]
RootListに登録されたTransformライン順に接続します。
今回の例ではA,B,C,D,E,FのTransformをRootListとして登録することで、それぞれのラインが順番に接続されメッシュが形成されていきます。
ユーザーが接続順番を自分で指定することが可能となります。
[Mesh Sequential No Loop]
“Mesh Sequential Loop”と同じですがこちらは最初と最後のラインを接続しません。
スリット部分があるスカートなどに便利です。
Triangle Bendの利用
Mesh接続を使用することでBoneClothでもTriangle Bendの機能が利用できるようになります。
Triangle Bendは隣接するトライアングルが過度に折れ曲がることを防止します。
詳細はTriangle Bendの項目を参照してください。
[Triangle Bend]