動作タイプの指定
MagicaClothのコンポーネントは1つですが内部では幾つかの動作タイプに分かれています。
そのため最初にここでクロスの動作タイプを指定する必要があります。
動作タイプを指定するとそれに応じてインスペクターの内容も変化します。
それぞれのタイプについて解説します。
BoneCloth
BoneClothはTransformを利用してクロスシミュレーションを行う仕組みです。
予めボーンが入っている髪やアクセサリーを揺らすのに最適です。
以下は10個のボーンから構成される腰帯をBoneClothで揺らした例です。
特徴
- Transformを移動回転させることでクロスシミュレーションを行います。
- 処理負荷が低いため大量に利用することが可能です
使い方
使い方についてはBoneClothの使い方を参考にしてください。
またConnection ModeについてはBoneClothの高度な設定でまとめられています。
MeshCloth
MeshClothはメッシュの頂点をクロスシミュレーションする手法です。
BoneClothよりもよりリアルな揺れを表現可能です。
ただしその分負荷が高くなります。
以下はスカートのメッシュをMeshClothで揺らした例です。
特徴
- メッシュの頂点を操作することで揺れを表現します
- メッシュにボーンが含まれていなくても利用可能です
- 複数のメッシュを結合してシミュレーションすることができます
- 処理負荷が高いため大量に使用する場合はパフォーマンスに注意してください
- 主にデスクトップPCやハイエンドコンソール機向きです
使い方
使い方についてはMeshClothの使い方を参照してください。
BoneSpring
BoneSpringはTransformに対してスプリングの効果を与えます。
これはキャラクターの胸揺れなどに最適です。
特徴
- Transformにスプリングの効果を与えます
- スプリング機能はBoneSpringのみで利用可能です
- 処理負荷が低いため大量に利用することが可能です
使い方
使い方についてはBoneSpringの使い方を参照してください。